♡バレエをフランスに持って行ったお姫さま♡

昔、イタリアのメジチ家という家に生まれたカトリーヌというお姫様がいました
このころのイタリアはルネサンスと呼ばれ、さまざまな芸術が花開いた時代です。
カトリーヌのお父さんやおじいさん、そのまたお父さんたちは、お金持ちで、だんだん力をつけ政治家になった人たちでした。一族の中にはキリスト教で一番えらい法王（ほうおう）になった人もいます。そういった人たちが芸術家を育て大事にしていたのです。メジチ家の人たちは絵画や彫刻も大切にしていました。

そんな芸術をフランスにもたらした 1 人が、このカトリーヌでした
カトリーヌはフランスの王様のお嫁さんになりました。
そして、イタリアの文化や芸術をフランスにもたらしたと言われています。
その中にバレエもあったのです。
これがフランスで花開くことになったバレエの始まりだと言われています
ところで、このカトリーヌ、正式にはカトリーヌ・ドゥ・メディシスCaterina di Lorenzo de’ Medici（メジチ家のカトリーヌという意味です。）という名前で結婚してから沢山の子どもを産みました。
そして、だんだんと政治にかかわることになってゆき、フランスだけでなくヨーロッパの歴史に大きく足跡を残すことになりました。
バレエなどの芸術は力のある人たちが、その力を正しく用い、平和と繁栄をもたらす時、発展するのかもしれませんね。　　　　　　　　　　T.K